過剰な中性脂肪を解消で正常値にするダイエット

メタボリックシンドロームが、何故ダメなのか?

メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)は、今日、一般には「メタボ」などと呼ばれています。

 

メタボになると生活習慣病とお近づきになることになります。
この生活習慣病というのは、「痛い」とか「辛い」といった自覚症状に乏しいのが基本的な特徴です。

 

健康診断などでメタボと診断されると、病院での治療などを求められることになります。

 

しかし、素直に治療に応じる人は、なかなか少ないようです。
私も、かなり長い間放置してきました。

メタボで病院での指導を開始

生活習慣病は自覚症状が乏しいわけですが、中性脂肪が高い、血圧が高いなどのような病態を長期間にわたり、慢性的に過ごしてきた結果として生じて発症する大きな病気の予防に置かれると思います。

 

但し、医師から注意を受けますが、そのチェック体制というか、指導というのが継続的に行われるのかというと、私の場合には「体重を減らして下さい」というもので、何やら一覧表を渡されただけでした。それが、何度もありましたが…(^^;

食事療法

メタボリックシンドローム(代謝症候群)の場合、指導は動脈硬化の発生・進展防止が治療の目標です。この為、お腹周りの脂肪蓄積をどうやって増やさないようにするか、更に晴らすようにするかを目的として食事療法が支持されます。私が受け取ったのは、その食材の一覧表だったように記憶しています。

運動療法

そして、なるべく運動を心がけるように指導されます。もちろん、脂肪燃焼を促す為に、毎日運動療法を行うこと基本となります。それまで長く習慣的に運動をしていない人は、先ずやりませんが…。

薬物療法

更に、食事・運動といった生活習慣の改善により解消されないような危険因子(耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧など)に対しては薬物療法を並行して実施する場合もあるようです。

禁煙

また、生活習慣病と密接な関係がある動脈硬化の危険因子として喫煙が指摘されています。喫煙は疫学的にも好ましくないことが証明されている為、生活習慣病を発症しない為に禁煙努力も並行して行う事になっています。

 

メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)を予防する為に、近年、食指導が重要視されています。

 

現在、BMI(体重/身長の2乗)30以上の肥満の頻度は、アメリカでは30%以上に上ります。
一方、日本では3%に留まっていて、これは肥満が個人の生活習慣というよりも、生活の中で定着している食習慣などが集団レベルの生活環境によって「流行」することを示していると考えられています。

食生活の影響・伝搬

最近の研究では、肥満が社会的な絆を介した一種の「伝染病」のようなものであって、傾向としては異性よりも同性に「伝染」し易いことが明らかにされています。つまり、あれがいいといわれれば、同性間の共感が更に輪を広げるということでしょう。

アメリカと日本の肥満度

このことは、現在の日本でも肥満度が特に男性に強く認められることから、肥満の広がりを防ぐためには、個人の努力のみでは困難であるとして、保健上の政策・制度的取り組みの必要性が生じてきています。

 

外食が多い男性は、カロリーや食事の量も、栄養的にも偏りが目立ち、健全な食事をしていませんが、その自覚も十分に無いのが実情のようです。

 

こうした人たちには、特に高カロリー食品の規制が重要と考えられます。
幸いにも、日本では野菜、魚、米を中心とした日本食が見直される動きがあります。

 

また、日本国外でも、こうした日本食が肥満防止に役立つことが伝わっていて、今や世界的な日本食ブームとなっています。

肥満予防

肥満者は、何だか自分が肥満だということで誰かに責められていると感じている事も多いようです。

 

この為、メタボリックシンドローム自体を否定する気持にもなるようですが、肥満防止としては、

  • やはり一番には、個人の努力、
  • そして料理を作ったり、デザートなどを出したりしてきた家族の協力、
  • 更に市町村や都道府県などの政策・制度上の取組み

が相乗的に行われることが、メタボリック症候群予防には極めて効果があると思われます。


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